ある時、システムのエラー、またたパーツの破損などで故障が発生してしまい、
筐体の形状や大きさが違うデスクトップパソコンと比べて、
どのようなやり方で修理することができる?という疑問について。

まず、ノートパソコンにインストールされていますオペレーティングシステムに
軽度のエラーが起きた場合には、まだインターネットにつながる状態であれば、
更新バージョンなどがありましたら、アップデートまたはアップグレードを行います。
または、Windowsの「システムの復元」や、macOSの「Time Machine」を実行して、
以前の正常だった時のタイミングの復元ポイントに戻すやり方を行います。
オペレーティングシステムに重度の破損が起きた場合は、
再インストールを実行する必要が出てくる場合もあります。
ですが、薄型のノートPCやモバイルノートパソコンでは、
DVDドライブの装置が内蔵されていないため、起動ディスクやリカバリーディスクを
読み込むには、外付けのDVDドライブを接続して開く必要が出てきます。
または、USBメモリーや外付けハードディスクに、あらかじめシステム回復用の
イメージファイルやOSのコピーデータを、バックアップで保存しておきます。
MacBook AirといったMacパソコンの場合には、optionキーとRキーを押したまま
電源ボタンを押して、復旧パーティションの「OS X ディスクユーティリティ」を開きます。
ここから「Time Machine」や「ディスクユーティリティ」、
「OS X(またはmacOS)の再インストール」を実行することができます。
ノートパソコンのオペレーティングシステムの再インストール(再セットアップ)を
個人で行うのが難しそう、という際には、PCトラブルのサポートセンターに問い合わせて、
作業を代行してもらうこともできます。
パーツの交換
普通のサイズ、またはやや大きめのノートパソコンの場合は、
故障したメモリやハードディスクが交換しやすいように、蓋が付いている製品が多いです。
しかし、軽量で薄型、小型のノートパソコンの内部パーツが故障した場合、
パーツの取り外しと交換用の蓋が付いていない製品は、換装のやり方が難しくなります。
まず、マシンの内部に埃やゴミが入らないように、事前にルームの掃除を行います。
AppleのMacBook Airのように、特殊な固定ネジが使用されているパソコンは、
トルクスドライバー(1.4mm)やペンタローブドライバー(1.2mm~0.8mm)などの
専用の工具を購入する必要があります。

普通のパーツの場合は、市販の製品を新品で購入して、交換することができます。
ですが、壊れたパーツ自体も独自性のある設計のもので通常は販売されていない部品だと、
ジャンクショップで同じパーツを探してみるか、サービスでの換装を行ってもらう、
といった修理のやり方になる場合もあります。
また、長期保証期間の間にノートパソコンを分解すると、サービスの保証が
無効になる場合があるため、ご注意ください。
より確実に直すには、やはりカスタマーサポートか、またはお急ぎの場合には、
私設のパソコン修理サービスセンターに問い合わせて、直してもらうことをおすすめします。